学生に刺激をもらいながら、採用活動を支える
時國 絢子
Brief Personal History
岡山市出身。和歌山大学観光学部を卒業後に入社。総務部に配属され、1年目から主に新卒採用に携わる。総務部から独立した人材開発部を経て、組織改編で誕生した人事部で現在も新卒採用や新人研修、メンター制度の運用などを担当している。
入社を決めた一番の理由は何でしたか。
ナカシマプロペラのことは、幼いころに本社の前をよく通っていたので、知っていました。ベルのモニュメントが印象的で、ずっと記憶の中にありました。就職活動中は、いろいろな選択肢がある中で、本当に悩みましたが、最後は、地元である岡山からグローバルに活躍している企業で働いてみたいという気持ちが強くなり、入社を決めました。
期待と不安がありながら、実際に入社してみると、新しい生活や新しく学べる環境を楽しめている自分がいて、“家族”のような職場の雰囲気のおかげかなと感じています。ユーモアがあって協力的で、あたたかい人が多いです。
入社後、どのようなキャリアを?
もともと総務部で採用を担当していました。そこから新部署として人材開発部ができ、それが発展的に人事部となりました。私は入社1年目から新卒採用や新人研修を担当していて、所属部署の名前は変わりましたが、ずっと採用担当です。
自身の経験と今の学生の就職活動に違いを感じますか。
私が就職活動をしていたときは、全体的にインターンシップに参加するということがとてもハードルの高いことだったように感じます。私自身、3年生の10月頃から就活イベントに参加したことが就職活動の始まりでしたが、現在は夏のインターンシップも、1dayの仕事体験も主流になってきましたよね。また、コロナ禍でオンライン実施も増えてきた今では、自宅にいながら企業と接点をもつことができるというメリットもあると思います。(それだけ関わる会社の数も多くなるので学生の皆さんは絞り込みが大変だと思いますが・・・)採用担当者としては色んな学生と会うことができていて刺激をもらえます。
コロナ禍での採用に難しさを感じることも?
オンラインへの切り替え対応を行えたこと、すべてがイレギュラーな採用活動の中で、計画通りに新卒採用を終えられたことで、採用担当者としての成長を実感できました。
それでも、採用の過程で一度も対面で会えない学生がいることは、学生と企業の双方にとって、決断が難しいと感じました。すべてオンラインのみで採用を決め、内定式で初めて会うという経験も、コロナ前はなかったことです。
参加が可能な学生には、1日5人に人数制限をしてインターンシップを実施したのですが、工場見学をしたり、社員との座談会で話を聞いたりという体験は、やはり大事ですね。直径10mを超えるプロペラなど、製品を間近に見られますし、働いている人とも実際に会えるので、より深く会社を知ってもらえますし、私たちも学生のリアルな姿が見られます。
コロナ禍での難しさの反面、トータル的には、採用活動の幅が広がったと感じていますし、実際に学生さんに会えることのありがたさを再認識できたことはプラスだったと思います。今後も臨機応変に採用活動を進めていけたらと思います。
採用担当者として、どんな学生に魅力を感じますか。
大学で学んでいることの専門性や語学力だけでなく、人柄も見ますね。 自然な人柄の良さが伝わってくる学生や、目標に向かって努力した経験がある方は魅力を感じます。
また、失敗を恐れずチャレンジするのが社風ですので、インターンシップや説明会で主体的に参加してくれる学生は好印象ですね。良い意味で、考え方がぶっ飛んでいて、人を巻き込めるような人材が伝統的な会社に新しい風を吹き込んでくれたらと思っています。そのような方を採用するためにも、自分自身もそのような人材になりたいと思っています!
今後、仕事で実現したいことは?
社内制度の充実です。現在、事前の申請は必要ですが、仕事に必要な資格取得や研修受講について会社が費用負担をしてくれます。英語と中国語の講座もあり、私もオンライン英会話を受講しています。現在は語学研修と通信教育をスキルアップとして取り入れていますが、ニーズに合わせた研修も取り入れていきたいです。
また、多くの会社が新しい社内制度を導入し、より働きやすい環境づくりを進めています。他社の良い制度について勉強し、取り入れられるものはなるべくスピーディに取り入れる、私自身が「あったらいいなあ」と思う制度を積極的に提案する、などして、制度面からも、働きやすい会社としてより多くの学生さんに選ばれる企業になれるよう考えていきたいです。ナカシマプロペラをもっと詳しく知ってもらうためのPRや情報発信にも力を入れようと考えています。
10年後の自分の理想は?
『自分らしく楽しく働く!』ことが理想です。
人事部には、常に前向きで明るくて、幅広い知識を持った尊敬できる先輩がいます。いろいろな経験や勉強をされていて、それを“自分らしく”仕事に活かしていて。私もさまざまな経験の中から自分の得意なことや、深めたい知識を見つけ、仕事につなげたいなぁと漠然と思うようになりました。仕事の中でも知識不足を実感したり、うまくいかなかったりすることも多いのですが、「とにかくやってみよう!」を大切にしているので、経験の中で積み重なるであろう“自分らしさ”を仕事に反映していけたらと思います。そして、楽しく働くために自分の周りの方も大事にしたいです。