魅力は“岡山から世界へ”
中島 誠也
Brief Personal History
《2016年12月~:製造本部 玉島工場 製造部 製造管理グループ》《2020年12月~:製造本部 岡山工場 製造部 サービスグループ 係長》
《2022年 3月~:人事部 係長》
岡山市出身。甲南大学経済学科を卒業後、東京の商社に入社。船舶部で3年間、船舶のトレーディングや舶用機器の販売を経験したのちにナカシマプロペラに入社。玉島工場プロペラ製造部にて最終工程である仕上・出荷職場の管理スタッフ業務を担当している。
2020年12月16日より岡山本社へ異動し、新たな仕事にチャレンジしている。
現在の仕事内容についてお聞かせください。
入社後の半年間は現場研修を行い、2016年12月に玉島工場プロペラ製造部に配属され、最終工程である仕上・出荷職場の管理スタッフ業務を担当しています。主な業務は工程管理、新規設備投資計画の検討、既存設備保全、各種発注、完成品の品質確認など、多岐にわたります。
自身を大きく成長させた仕事は?
プロペラ製造部に配属されて間もなく、完成プロペラのバランスを計測する装置の設備保全を担当したのですが、装置に突発的なトラブルが発生し、計測できない事態が起こりました。まだ右も左もわからない中、翌日には、客先立会いによる検査を控え、絶対に直さなければならない状況でした。
逃げ出したい気持ちもありましたが、明日の検査に間に合わなければ、お客様の信頼を大きく損ねてしまう、担当した以上は責任を持ってやり遂げなければと思い、業者の担当者と2人で、不具合の可能性がある箇所を一つ一つ確認していきました。深夜になってやっと不具合の原因が見つかり、部品を交換して装置を稼働させることができ、翌日の立会い検査も無事に終えました。このときの担当者は、今でも設備の定期点検等で玉島工場に来られますが、私が一番信頼を置く技術者の一人です。
当時は非常につらかったのですが、想定外のトラブルがあったからこそ、設備について勉強することができ、今は玉島工場の誰よりもこの設備に詳しい自信があります。
企業風土や社風をどのように感じていますか。
ナカシマプロペラには、失敗を恐れずにチャレンジする姿勢を評価してくれる風土があります。過去合同朝礼でも、社長が“変える”活動について通年目標を持つように社員へ指示した事がありましたし、現状に甘んじるのではなく、変えることを意識するよう常々言われています。私も経験してきたように、失敗から学ぶことは多いので、挑戦して失敗することを認めてくれる社風は大切にしたいですね。
変えることへの会社の意気込みを感じるユニークな社内制度に、改善提案制度があります。自分の業務や部内の業務など、さまざまな改善を行って報告すると、毎月の審議会で評価され、改善度合いに応じて報奨金がもらえます。私も毎年数件の改善提案をしていますが、協力業者も参加し、会社全体で年間500件を超える提案があります。
どんな後輩に入社してほしいですか。
ナカシマプロペラは、船舶用プロペラでは世界トップシェアの会社です。一中小企業ではありますが、世界に目を向けていて、海外工場では、フィリピン、ベトナム、マレーシア、シンガポール、中国に拠点があります。岡山の地場企業でこれだけ海外進出をしているところもないので、グローバルに仕事をしたい人は、きっと活躍できると思います。自分に責任を持って仕事をする人、変えることへの失敗を恐れずチャレンジしてくれる人が入社してくれるとうれしいですね。